生まれて初めて下着泥棒にあった件

 

誰が読んでるか分かりませんが、とりあえず明けましておめでとうございます。

 

夫と12月29日から30日まで山梨の甲府へ車で小旅行に行ってきました。

 

実名を出すと可哀想なので、敢えて出しませんが、とある温泉で、私は人生初の下着泥棒にあいました(大真面目)

 

生まれてこの方、痴漢にもあったことのない私。はっきり言って美人でもなんでもありませんが、多分気が強そうな顔なんでしょうね。痴漢したら大声でふざけんなとか叫ばれそうだからされないんだろうと思いつつ、とにかくそういう卑猥なものに遭遇したことはないのですが、顔が見えない温泉では、容姿なんて関係ないわけです。(※女風呂です。男女別です)

 

その温泉は、一応鍵付きロッカーもあったようなのですが、勝手が分からず、とりあえずかごに入れて温泉を堪能しました。女風呂は仲良しおばあちゃん二人組と、おばあちゃんと中年女性の二人組(たぶん親子)、私の五人でした(私が確認した限りでは。そして常連っぽい)

 

こじんまりとした温泉で、露天風呂もついていて、ぬるめで気持ちいいなーと浸かってさぱーりして上がったのですが、

 

「…あれ?おかしいな。下着がないぞ」

 

リュック内を捜索するも下着は無し。ちょうど同じタイミングで親子と上がったので、

 

「すみません、私の下着とか、間違ってかごに入ってませんか?」

と尋ねると、困惑顔。そりゃそうだ。事情を説明すると、

 

「この温泉じゃ下着泥棒なんて滅多にないんだけどねぇ…もしかすると、私達の前に一人女性がいたけど、あんまりそういうことは疑いたくないしねえ、…」

と心配してくれました。好奇な眼差しでみられるよりはましです。うーん、でも、女の人、いたかなあ。

 

「旅行客で替えはあるんで、とりあえず、見なかったことにしてください」

と言って恥ずかしい思いをしつつ、ノーパンノーブラで洋服を着て急いで車に戻り、下着を持って戻るとあの親子連れが玄関に。

 

「大丈夫ですか?」

「替え持ってきたんで、今から履いてきます(キリッ)」←死にたい

 

そして、とりあえずノーパンノーブラを回避出来たわけですが、夫が来ない。この恥ずかしい気持ちを何とか吐き出したい。

 

「だれだぁぁあああああああああ私の下着盗んだやつああああああ」(心の声)

 

夫が気持ちよさそうに風呂から出てくると、手をぶんぶん。

「私、下着盗まれたんだけど」

「…え?」

「だから、下着盗まれたんだけど!」

「……まじか。それ、とりあえず言おうよ。温泉の人に」

「やだよ、恥ずかしいし」

「いや、一応言っといた方が良いよ」

 

渋る私に被害を報告しろという夫。

 

その温泉は、中年の男性が一人?で運営している、知る人ぞ知る温泉です。るるぶとかにも掲載されてますが、場所はかなりひっそりした場所にあって、常連さんが多い印象。

 

男性に言うのもなんだかなーと思いつつ、被害を報告。

困惑する店主。

 

「下着泥棒は、昔一度だけ男性風呂でありましたが、女性風呂では初めてですよ」

 

『下着泥棒にあった女性客初の称号を獲得!』

いや、全然嬉しくないし。そんな不名誉な称号嬉しくないし。

むしろ男風呂で下着泥棒あったんかよ。

 

金品類は一切盗まれていませんでした。下着だけでした。見事に。しかもお世辞にも綺麗とは言えない、使い古した下着で、上下もそろっていませんでした。下には何とかシートもついてました。

 

なんなんだよコレ。せめて上下そろった綺麗な下着持ってけよ。

 

常連さんが間違って持って帰った可能性もあるということで、とりあえず連絡先書きましたが、モヤモヤが残る。ひたすらモヤモヤする。

 

「失礼ですが、下着の色は、何色でしたかね」

「盗まれたのは、どっちですかね」

必要な情報なんだけれども、どうしても店主がセクハラ店主に見えてくる。

「水色・ブラ・パンティ」(メモ)

 

いやいやいや、メモは「水色の上下」でいいだろうがああああああ(恥ずかしくて死にたい)

 

とりあえず、人生初めての下着泥棒は山梨県で遭いました。いざ遭うと、怖いもんですね。

 

でも、その後は、夫に新しい下着を購入してもらい、事なきをえました。ついでに下着二個買ってもらった。え、ラッキー?